18年間の事業経営経験をベースに設立されたシードステージ・ベンチャーキャピタル。日本から上場企業を創ることを目指す起業家を、最初期から支援しています。
AN0 Capitalは、創業者の宮本邦久がネットマーケティングをゼロから創業し、東証一部上場、そして135億円でのベインキャピタルへのExitを達成した後に設立したシードステージ・ベンチャーキャピタルです。次世代の上場企業を創る起業家に対して、忍耐強い資本、実戦で鍛えた判断力、そして機関投資家ネットワークを、最も重要な創業初期に提供しています。
東京を拠点としながら、AN0 Capitalは投資対象をヨーロッパおよび東南アジアへと拡大しています。国境を越えて、カテゴリーを定義する上場企業を創るという志を共有する優れた起業家を求めています。
私たちの投資テーゼは、「最良のアーリーステージ投資家とは、自ら起業家としての全行程を歩んだ人間である」という確信に基づいています。創業から倒産寸前の危機、再起からIPO、スケールからExitまで — その実体験こそが、私たちが支援する起業家との関係すべてに活きています。
私たちの投資スタイルは「Hands-if」 — 起業家が必要とする時にいつでもサポートする体制で、邪魔にならないスタンスを大切にしています。18年以上の事業経営経験を活かし、資本政策、IPO準備、資金調達の紹介、各成長フェーズで生じる組織課題について支援しています。
宮本邦久は慶應義塾大学SFC(総合政策学部)を卒業後、大手総合商社の日商岩井(現・双日)に入社。その後VC子会社のITXへ転籍し、25歳の時に「自分のお金で自由に投資できる人間になる」と決意。創業と上場が最短ルートだと見定めました。
2004年、株式会社ネットマーケティングを創業。BtoB広告事業からスタートするも、3期目に売上が3億円からゼロへ崩壊。しかし新たなビジネスモデルで再起し、2012年にはマッチングアプリ「Omiai」をリリース。数百万ユーザーを獲得し、日本を代表する恋活・婚活アプリへと成長させました。
ネットマーケティングは2017年にJASDAQ上場、2018年に東証二部、2019年に東証一部へと、わずか2年で3つのステージを駆け上がりました。2022年、米国ベインキャピタルによる135億円のTOBで会社を売却し、代表取締役を退任。AN0 Capitalを設立しました。
フルタイムの投資活動を開始してから、994社と面談し30社へ投資。投資総額43.7億円、12社のVCへLP出資。適格機関投資家の認定を取得しています。
商社マンからシードステージ・ベンチャーキャピタルまで — 成功だけでなく、成功を形作った失敗も含めたすべての章。
18年間の事業経営を経て、宮本は引退しなかった。25歳から夢見ていたたった一つのこと — 自分のお金で、自分の判断で、自由に投資し、その経験を最も初期の起業家に届ける道を選んだ。
AN0 Capitalにとって投資は副業ではない。少年時代からの夢の到達点だ。創業者として会社の全ライフサイクルを自ら経験してきたからこそ、最も支援を必要としている初期ステージの起業家に、実体験に基づいた価値を届けることができる。
私たちは日本のエコシステムに特有の空白を見ている — VCが手を出しにくい、初期段階のハイリスクな案件。ステージが早すぎる、前例がなさすぎる、リスクが高すぎる。機関投資家の資金では対応しきれない領域。そこにこそ、私たちが踏み込む。
会社の成長フェーズすべてに同じリーダーが必要とは限らない。フェーズによって求められる力は異なる — それでいい、というのが私たちの考え方。
何もない場所から何かを生み出す。創業者にしかできない領域 — ビジョン、確信、混沌の中で形にする力。宮本はここから始めた。売上ゼロからネットマーケティングを創業。
うまくいくものをスケールさせる。PMFは証明された — あとはチーム、仕組み、実行力。宮本はOmiaiを立ち上げから数百万ユーザーへ、そして東証一部上場まで導いた。
巨大なスケールでの運営。求められるスキルもリーダーシップも異なる。ベインキャピタルへのExitでバトンを渡すという意図的な選択は、各フェーズに最適なリーダーがいるという信念の表れ。
このフレームワークは理論ではなく、創業者自身の実体験だ。0→1と1→10を自らやり遂げ、10→100は別の人間に託すという選択を意図的に行った。そして今、私たちが最も力を発揮できる場所に戻っている — 最も困難な初期フェーズを戦う起業家の支援。
米国では成功した創業者がエンジェル投資家になることは当たり前。日本ではまだ珍しい。宮本はそれを変え、さらにグローバルへ広げたいと考えている。
私たちのビジョンは、自分のポートフォリオにとどまらない。上場企業のCEOがフルタイムのシードステージ投資家に転身するという、日本における新しいキャリアモデルを提示したいと考えている。米国ではこの道は確立されている — 会社を創業しExitした起業家が、最も価値のあるアーリーステージ投資家になるのはごく自然なことだ。日本では、そのパイプラインがほとんど存在しない。
私たちのテーゼはシンプルだ。創業からIPO、Exitまでの全過程を経験した創業者は、VCの研修では身につかない知恵を持っている。そうした創業者が自己資金をアーリーステージの会社に投じるとき、彼らがもたらすのは資金だけではない — 実戦で鍛えられた判断力、事業に直結するネットワーク、同じ道を歩んできた者だけが持つ信頼感。
今後、AN0 Capitalはヨーロッパおよび東南アジアへと投資地域を拡大していく。グローバルな志とローカルな市場知見を併せ持つ次世代の起業家が台頭するこれらの地域に、大きな可能性を感じている。東京、ヨーロッパ、東南アジアのネットワークを橋渡しし、優れた起業家がどこで創業しても必要な資本と経験にアクセスできる環境を目指す。
自身の歩み、投資実績、哲学を公にすることで、他のCEOたちに示したいと考えている。経営者から投資家への転身は、創業者のキャリアの中で最も実りある章になりうるということ — そしてそれがスタートアップエコシステム全体の成長を加速させるということを。